【レポート】NAKAGAWA音楽祭

ゴールデンウィークも後半の5月4日。上伊那郡中川村で「中川村アートセッション」の一環として「NAKAGAWA音楽祭」が開催された。

当日朝は肌寒さに加え小雨もパラパラ。会場の中川NVサウンドホールは半屋外のため天候が心配されたが、15:00のスタート時にはさわやかな風と暖かい日差しに包まれた。

今回の出演アーティストのボーカリストはすべて中川村在住という構成。音楽が好きな人、中川村が好きな人、翌日の中川村ハーフマラソンに参加する人たちなどが来場した。

 

トップバッターのサブニュマは、ジャンベと言われる太鼓と歌声で奏でる西アフリカの音楽。太鼓と歌、踊りであふれんばかりのエネルギーで会場を盛り上げる。

 

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2番手のINADANIANは、伊那谷に住むインターナショナルな4人のコラボユニット。

日本・チベット・チェコのメンバーがそれぞれ、唄、竹笛、鍵盤ハーモニカ、アコーディオン、口琴、etc・・・様々な楽器を数多く操る。

懐かしさを感じる鍵盤ハーモニカや木漏れ日や水を感じるキラキラした鈴の音は、国を越えてチベットの高山へ来ているかのような感覚にさせる。

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そしてゴスペルグループの登場。

中川村を代表するシンガー・横前恭子の当日行われたワークショップに参加したメンバー。大人も子供も入り混じって実に楽しそうに歌う声がサウンドホールに響いた。

 

 

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中川村のカレー屋さん「アドゥマン」のカレーや、松川町の酒屋さん「恵比寿屋」の出店も魅力的♫

 

 

後半は横前恭子がかけもつ2つのユニットが合体した「Voice of マグナムズ」。

エンタメバンドのマグナムズのフロント横前恭子、アルトサックスの甲本奈保美とVoice of blueのギター康野基伸の絡みは絶妙で、歌とパーカッション、サックス、ギターの3人でも音の厚みは充分だ。お客様全員参加の勝ち抜きイントロクイズでは会場からも笑いが起こる。優勝者には横前恭子のNewアルバムでも人気のナンバー「今錦Yeah!!」ですっかりおなじみ、中川村の地酒「今錦」が贈られた。

 

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イベントも終盤、国際的実力派ラテンボーカリスト・カンタリーナ奈奈率いる「7sonora(ナナ・ソノーラ)」+「サカモトジャイ庵」。

3枚目のアルバムをリリースしたばかりのキューバとブラジル音楽のミクスチャーサウンドユニット7sonoraに、トリニダード・トバコから帰国したばかりのスティールパン奏者・サカモトジャイ庵が加わり、風にのせたカリブの音が、会場の空気を熱くする。

さらにスタート時から演出で盛り上げている宮澤拡樹のVJも、薄暗くなってきた夕暮れ時のステージを華やかに彩る。

 

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最後は残念ながら今年で最終回となってしまった信州なかがわハーフマラソンのゆるキャラ「なかはマン」が登場!

この日のために作られたオリジナルソングをなかはマンが歌い、出演者全員がコーラスで参加する大団円となった。

 

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中川村のおだやかな夕暮れの中、あたたかくて優しい空気に包まれたフィナーレとなった。

暮らしの中にあたりまえのように音楽がある、そんなことをより実感できる素敵な音楽祭。

日本一美しい村と言われる中川村で、それぞれのライフスタイルで暮らすアーティスト達が作り上げた音楽祭。

来年も再来年もずっと・・・続いて欲しいと心から感じる1日となった。

 

 

さらに詳しいレポートを6月中旬発行の「伊那谷回廊vol.1」に掲載します。

1冊から郵送します。お楽しみに!

 

 

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