【インタビュー】高免信喜トリオLIVE長野公演2023 ジャズギタリスト・高免信喜氏

ジャズギタリスト・高免信喜氏 インタビュー

7月28日(金)に、弊社で主催する「高免信喜トリオ 日本ツアー2023 長野公演」に先駆け、ニューヨーク在住のジャズギタリスト・高免信喜さんより、伊那谷のオーディエンスに向けて、メッセージをいただきました。


 

2019年以来、4年ぶりの長野公演ですが、意気込みは?

 本当に久しぶりにみなさんに会えること、あの長野の広い空を感じながら演奏できること、美味しいご飯とお酒を飲めること、すべてが楽しみです!

 

コロナ禍では主にどんな活動をされていましたか?

 演奏の仕事がまったくなかったので、週1回のギターレッスン動画をYouTubeに公開すること、オンラインでのギターレッスンが中心でした。2020年の夏ごろから野外での演奏の仕事がすこしづつ戻ってきましたが、それでもかなりスローペースでした。そんな中、その年の冬にはBlue Noteからオファーがあり、ロックダウン以来、はじめてとなる自分のトリオでの有客ライブができたときの感動は、今でも忘れられません。
そして、なんといっても自分でも驚いたのが、自分の人生についての本を書くことになったことです。パンデミックになってすぐ、日本の出版社、アルテス・パブリッシングの編集長からのお誘いで、毎月1本の原稿を書くことになりました。この作業をまる2年間続けた結果、今年の7月にめでたく一冊の本として出版されることになりました。パンデミックでたくさんのつらい経験もしましたが、逆に自分をゆっくりと振り返る時間を持てたこと、そして自分の人生を振り返ることができたことは、これからの人生を生きていく上での自分探しの地図を作る作業になったと思います。

 

今回のツアーの見どころは?

 今年のツアーは、メンバーそれぞれがパンデミック中に蓄えてきたものを吐き出すように、この3人だからこそのトリオサウンドの可能性をさらに追求していきたいと思っています。そういったこのトリオの過去、現在、未来を感じていただけたらと思っています。

 


 

高免信喜:ジャズギタリスト・コンポーザー

1977年広島県広島市生まれ。2001年にアメリカに渡り、ボストンのバークリー音楽大学に入学する。2004年に同大学を首席で卒業し、活動の拠点をニューヨークに移す。以来、トリオ、ソロギター演奏をベースにグローバルな演奏活動をつづける。

自己のグループでは、Iridium Jazz Club、Blue Note NY、Blues Alleyなどに出演し、世界最大級のモントリオール国際ジャズ・フェスティバル、そのほか数多くのジャズ・フェスティバルからも招聘され出演する。ニューヨークを中心とした演奏活動だけでなく、北米やヨーロッパでのツアーも行い、2004年からは毎年日本ツアーも行っている。

これまでに、グラミー賞も獲得しているアメリカの名門、Summit RecordsやWhat’s New Records、自己のレーベルから、オリジナル曲を中心とした8枚のリーダーアルバムを発表し、ダウンビート誌、ギター・ワールド誌、ビンテージ・ギター誌をはじめ、世界各国のメディアに取りあげられる。特に『The Nobuki Takamen Trio』はオールアバウトジャズ誌で5つ星を獲得し、「これまでに日本が輩出した最高のジャズギタリストであることは間違いないだろう。」と絶賛される。最新作の『Life is Now』は、ジャズギターの巨匠、Gene Bertonciniに「メロディーセンスやオリジナリティー、そして彼独自の表現力を感じることができる、心地よく聴きごたえのあるアルバムだ。」と評される。演奏家としてだけでなく、2019年の全米ソングライティング・コンペティションのインスト部門で第1位を受賞するなど、作曲家としても高い評価を得ている。また、世界各地でジャズワークショップや学校訪問を行うなど、教育面にも力を入れており、ギタリストを対象としたオンライン・レッスン、そしてYouTubeでも積極的にコンテンツを発信している。

Acoustic Image社、Raezer’s Edge社、Eventide社、JHS Pedals、Sommer Cable、Reunion Blues エンドースメント・アーティスト。
オフィシャルウェブサイト:www.NobukiTakamen.com


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